小林産婦人科|大阪市都島区都島北通の産科・婦人科

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避妊・ピル

赤ちゃんを望まない方は、しっかり避妊をしましょう。
避妊法には、排卵日を避けるオギノ式避妊法、ペッサリー、コンドーム、ピル、ミレーナ、あるいは手術療法等いろいろあります。
現在はピルとミレーナが比較的多く使用されています。

ピル

女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンが入っている内服薬の服用により、排卵や月経を調整できます。そのため避妊にも使用されています。
正しく内服すれば避妊の成功率は上がり、錠剤の服用なので特別な対応が必要なく、多用されています。
当院ではファボワール(一相性)およびアンジュ(三相性)を採用しています。

副次的な作用として、月経痛などの月経困難や月経前症候群の改善、月経周期が正しくなる、良性の乳房疾患の減少、卵巣がん・子宮体がんのリスクの低下、子宮内膜症の改善などがあります。

副作用やリスクもあるため、使用の際には医師とよくご相談ください。

料金の目安:1年間で36,000円(※保険適用外となります。)

  • メリット

    • 高い避妊成功率が期待できる
    • 生理が定期的に来る
    • 生理痛の緩和
    • 生理の量が少なくなる
    • 生理不順による吹き出物が少なくなる
  • デメリット

    • 吐き気、不正出血、頭痛、乳房の張り、血栓症を起こすなどの副作用がある(定期検査が必要)
    • 毎日飲まなければならない
    • 不正出血の原因となる可能性がある

※ピルの副作用を軽減するため、現在低用量ピルがあります。
低用量ピルには、1相性・2相性・3相性ピルがありますので、自分の体に合った薬を選んで使用しましょう。

ミレーナ

ミレーナとは、「レボノルゲストレル」という女性ホルモンを5年間持続的に放出・維持することができる薬剤徐放システムで、子宮内に留置して使用します。
ミレーナから放出される黄体ホルモンの働きで子宮内膜の増殖を抑え妊娠の成立を妨げたり、子宮の入り口から分泌される粘液を変化させて精子の侵入を防ぎます。
ピルと異なり血栓症のリスクがある方でも使用可能です。

副作用として不正出血の原因となることがあります。
留置の際に子宮の壁を傷つけてしまったり、自然に抜けてしまったり、感染や卵巣のう腫の原因となることがあります。

避妊成功率も高く、月経でつらい思いをしている方や妊娠を望まれない方にご案内している方法です。

ミレーナ メーカサイト

※避妊目的に使用する際は保険適用外となります。
料金:50,000円(5年間で交換。)

  • メリット

    • 月経量が減り、月経痛が軽減される
    • 最長5年にわたって作用が持続
    • 1年以上使用する場合、ピルによる避妊よりも安価
    • 取り外せば妊娠が可能
  • デメリット

    • 定期健診が必要です
    • 自然に抜けてしまうことがあります
    • 出産経験がない方は、子宮頸管の拡張が必要になることがあります